第88回新制作展 お礼の言葉 委員長 ⻄村 俊夫

カテゴリー: 第88回展の記録協会新着協会からのお知らせ オン 2026年1月6日

 

 第88回新制作展は、国立新美術館での本展、その後の京都展、名古屋展も成功裡に終えることができました。これもひとえに、会場に来られた多くのお客様のおかげです。そして代表委員をはじめとする各運営委員の方々のご尽力、さらには会員の皆様のご協力とご支援のおかげです。心より感謝申し上げます。

 国立新美術館の会場にいますと、以前と比べて家族連れの入場者や外国人の入場者が多くなったように感じます。そして作品を鑑賞する姿勢も多様化しているように思いました。触ってもよいと表示のある作品に積極的に関わり、身体を通して作品の特質を感じ取っている鑑賞者も多く見られました。
 会場等で行われていたギャラリートーク、アーティストトーク、SDワークショップなどにも多くの方の参加を頂きました。ギャラリートークやアーティストトークでは、作品の前でテーマやコンセプト、技法などについて真剣に語る作者の言葉に熱心に耳を傾ける多くの参加者の姿が強く印象に残っています。ワークショップでは、参加者が材料をつなげて新しいかたちを作り、その過程で多くの問題を解決する姿に感動しました。

 図録の巻頭言で「鑑賞者と作品との間に新しい空間と新しい意味がつくり出されます。その空間と意味は、作者と鑑賞者との共同によってつくられるものです」と書きましたが、それを実感することができました。また巻頭言の冒頭で、新制作のマークに込められた「向上と前進の精神は、今日の新制作展にもしっかりと受け継がれています」
と書きましたが、もちろんこれからも受け継がれて行きます。新制作展はこれからも新しい空間と新しい意味をつくりだす場となります。今後とも皆様のご協力とご支援をお願いいたします。ありがとうございました。

 

 

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